指導方針
英文解釈
ゴール:徹底的な精読により、英文を「透視」できるようになること。
大学受験において、もっとも重要な教科は英語です。
理系でも文系でも英語はあります。この英語をどれだけ鍛えられるかで、勝負は決まります。では、英語力を伸ばすためにどうすればいいのか。3つの段階があると思っています。
1、英単語が分かる
英語が苦手な生徒の初期段階として、英単語が全く読めない、という人がいます。
英単語が読めない生徒の特長としてよくあるのが、単語とアルファベットの規則性が分からない、というものです。
例えば、「コーヒー」と言われたら、最初の文言が、「kかc」くらいには絞ってほしいのです。
これができれば、単語の読みから発音をある程度推測できるのですが、それができないと、アルファベットを全て丸暗記しなければいけないことになります。
ですので、まずは単語をきちんと発音できることが重要になります。
2、文構造が分かる
英文と日本文の話す語順は当然異なります。
そのため、英文を訳すためには日本語の語順に変換する力をつける必要があります。
この変換のために必要なのが、文法力です。
そして、この文法力の基盤にあるのが、品詞を理解しているか、だと考えています。
例えば、動詞の過去形。
動詞を過去形にすると、edをつけますが、これを聞いてplay→playedはほとんどの人が理解できます。
間違えてしまう人は、例えばkindをkindedとしてしまったり、そのもの動詞が分からない、ということが原因のミスが結構あります。
つまり、問題は、新しい単語を勉強した時に、それが動詞だとわからなかったり、助詞や助動詞が分からなかったり、といった国語レベルでの文法が分かっていないからだと考えています。
3、英単語が覚えられて文法を根本から理解できている
これでいいのかというと、そうではないと思っています。
英文を解釈するには、背景の知識だったり、文脈に応じて多様に変化する単語の意味理解であったり、総合的な力を求められます。これは一朝一夕に身につくものではなく、何度も英文と格闘する中で身につく力だと考えています。
みやうち塾の大学受験科の英語では、3を極めていきます。
入試レベル(MARCHから早慶国公立)レベルの英文を直訳していきます。
本番では、いちいち直訳しなくても、英文のまま訳せるようになることが目標ですが、その過程では、直訳が最も有効だと考えています。
直訳をする中で、文法の勉強もできますし、単語も勉強できます。
そして、文章の背景の知識も身につきます。
半年で受験で必要な構文の説明を一通り終わらせ、あとは実践練習を通して理解を深めていきます。
また、訳した英文をそのまま日本文として出題し、和文英訳を行ってもらいます。
この和文英訳で、授業で扱った構文の定着を行います。
英文解釈 ⇔ 和文英訳というシンプルですが、最も重要な二つの演習で英語力を高めていきます。
対象 無学年生で進めます。1年生でも、進んでいる生徒は授業に参加可能です。
数学
数学では解法の習得と問題ごとの見極めをメインに行います。
まず、大学受験では、出る問題のパターンはある程度決まっています。(だから、数学は暗記、などといわれる訳です。)
しかし、暗記だけでは突破できないと考えています。なぜならば、身に着けた解法を取捨選択する必要があるからです。
仮に、1000通りの解法を覚えたとします。しかし、一番やってはいけないのは、この覚えた解法を1000通りそのまま覚えて受験に臨むことです。1000個武器があったとして、それを使いこなせなければ意味がありません。
大事なのは、この1000個の武器をいかに絞って行くのか、ということです。この解法という武器をなるべく絞っていき、本番で使えるようにすることが数学入試対策の目的です。
国語読解
文章が読める、というのは、文章全体を構造化し、要約ができる状態であると考えています。
しかし、現実問題起こっている訳です。つまり、現代文読解は、読めるという状況が文の構造化ということを把握し、読めない状況をいかに対処するのか、これを学ぶことが重要です。では、読めない状況はなぜ起こるのか。読めない状況は、
- 語彙が・概念が分からない
- 文構造がつかめない
- 文の繋がりが分からない
- 段落の繋がりが分からない
このどれかに分類されます。逆に言えば、①~④が全てできていれば読める=文構造を把握し要約ができるということです。
では、どうすれば①~④を突破できるのか。
この点を授業では練習していきます。
また、現代文は読めれば終わりではありません。どう問題を解くのか、という点も非常に重要です。その時方についても練習していきます。
国語ノートサンプル